おうちの教科書|掲載前のご確認
公開前の原稿です。まだ出していません。
先日ご確認いただいたあと、社内のチェックで「整えるときに、言い方が強くなっている箇所がある」という指摘が出ました。 確かめたところそのとおりでしたので、いただいた原文の言い回しに戻しています。
坪単価 冒頭の「メーカーによって大きく異なりますが」を戻した
ローコスト 「希望を足していくと」→「希望によっては」
値引き不可 「それなりに」を戻した
「災害に強い建物もあります」
→「災害にも強い建物もあったりします」
今月中 「損はないと思います」→「損はないかと思います」
「重要です」→「重要かと思います」
「損か得かという観点よりも」→「損か得という観点で」
どれも、いただいた言い方に近づける方向の直しです。 新しく足した言葉はありません。この形でよいかだけ、見てください。
記事では、次の3つだけを書いています。これを出してよいかをご確認ください。
・現役の住宅営業の方 ・経験は約6年 ・主にミドルコストの住宅(規格・自由設計)
お名前・勤務先・地域は一切書いていません。「約6年」も、いただいた「5年11ヶ月」をぼかしています。この3つも出したくない場合は、削ります。
吹き出しの中の言葉は、いただいた回答をそのまま並べたものではありません。話し言葉のままだと読みにくい箇所があったため、意味を変えない範囲で語順や表記を整え、脱字を補いました。
「こんな言い方はしていない」「ここはこう直したい」という箇所があれば、書き換えます。いちばん見ていただきたいのがここです。
いただいた回答のうち、次の3つは記事に載せていません、または一般論にしていません。
| いただいた回答 | 記事での扱い |
|---|---|
| 建築業界は倒産件数が日本一多い業界 | 書いていません。こちらで統計を確認できなかったためです |
| 決算時期や代表者の誕生日で特別値引き | 「そういう例もある」までにとどめ、一般化していません |
| ローコスト/ミドル/ハイの傾向 | 「1人の見方」と断ったうえで引用しています |
「これは書いても大丈夫」というものがあれば、教えてください。
記事の冒頭・末尾・作成方針の3か所で、これが1名への取材であることを書いています。「住宅営業はこう考えている」という書き方はしていません。
今後ほかの方にもお話を伺い、人数がそろったらこの記事を書き直す予定ですとも書いています。
実際のページでは写真や図が入りますが、文章はこのとおりです。
【独自取材】現役住宅営業マンに聞いた!値引きのリアルと見積書の見方
見積書を前にして、何を見ればいいのか分からない——家づくりでいちばん多い戸惑いかもしれません。金額は書いてある。でも、その金額が高いのか安いのか、何が入っていて何が入っていないのか、判断する手がかりがない。
そこで、現役の住宅営業マンに聞きました。 1人の方への取材なので「業界はこうだ」という話にはしません。代わりに、誰でも自分の見積書で確かめられる話だけを扱います。
住宅営業の経験は約6年。 主に扱ってきたのはミドルコストの価格帯で、規格住宅と自由設計の両方だそうです。
お名前・勤務先・地域は伏せます。 ご本人の希望で、「現役の住宅営業マン」としてのみご紹介します。
そのうえで、次の約束をしてお願いしました。
・特定の会社の商品名・工法・数値は聞かない → どのメーカーにも共通する話だけを伺う ・他社を実名で批判する話は扱わない ・記事にする前に原稿をお見せして、 OKをいただいてから公開する
返ってきたのは、金額の欄ではありませんでした。
見積書の本体価格に何が含まれているのか、それを明示した標準仕様書が添付されているか。ここが重要です。
住宅営業マン
標準仕様書というのは、「追加費用なしでこの家に入るもの」を一覧にした書類です。 サッシはどれか、断熱材は何をどれだけ使うか、キッチンはどのグレードか。これが付いていれば、本体価格が何を指しているのかを自分の目で確かめられます。
付いていない場合も、代わりの手がかりがあります。
標準仕様書がない場合は、坪単価に何が含まれているのか、見積書の仕様がどうなっているのかが明示されているかどうかが重要になります。
住宅営業マン
そして、中身が薄い見積書の行き先についても話がありました。
必要最低限の見積もりの場合、メーカーの仕様にもよりますが、先々メンテナンスがかかり、光熱費が高い家になります。
住宅営業マン
安い見積書が安い家とは限らない、ということです。 建てたあとの修繕費と光熱費で戻ってくる、という見方になります。
あなたが確かめる手順
① 見積書に標準仕様書が添付されているか見る ② 無ければ「標準仕様書はありますか」と聞く ③ それも無ければ、本体価格に何が 含まれるかを書面でもらう
メーカーの見積もりの出し方にもよりますが、金額だけではなく、その中身に何が含まれているのかをしっかり確認していただく必要があります。
住宅営業マン
「一式」は金額をまとめただけの表記で、そこに何が入っているかは見積書からは読めません。「一式」が悪いわけではありません。 問題は、中身を聞かないまま比べてしまうことです。
この記事でいちばんお伝えしたいのがここです。
| 型 | 何が起きているか |
|---|---|
| ① ふかし見積もり | 通常の見積もり金額にあらかじめ上乗せして提示し、クロージングのときに乗せていた分を外して見せる |
| ② 見積もり項目の削除 | 最初にオプションをたくさん組み込んで価格を高く見せ、クロージングで外して安く見せる |
| ③ 見えない部分の値引き | 見積もりの項目は変わらないのに、金額だけが下がる |
② 見積もり項目の削除について
これは実質的な値引きではありません。 ただ、項目や見積もりの内容をきちんとチェックしておかないと、お客様によっては「だいぶ値引いてくれた」と勘違いされます。実際、よくあります。
住宅営業マン
オプションを外して安くなったのなら、それは値引きではなく「買うものを減らした」ということです。
そして③が、いちばん気をつけたい型です。
③ 見えない部分の値引きについて
非常にいい値引きに見えますが、ご案内していない部分で値引きをしている恐れがあります。柱が細くなっていたり、断熱材が薄くなっていたり。
住宅営業マン
当サイトはこれまで、会社を選ぶときにUA値・C値・耐震等級を確かめてくださいと繰り返し書いてきました。 この話を伺って、もうひとつ足りないことに気づきました。確かめた仕様が、値引きのあとも同じかどうかです。
提示された金額にどのようなものが含まれているのかをしっかり確認する必要があります。そして値引きがあった場合は、その中身が変わらないままの値引きになっているのかを確認してください。
住宅営業マン
あなたが確かめる手順
値引き後の見積書を受け取ったら
① 値引き前の見積書と並べる
② 項目の数と名前を突き合わせる
→ 減っていれば②の型
③ 金額だけ下がっていたら
「仕様は変わっていませんか」と聞く
→ 柱の太さ・断熱材の厚み・
サッシのグレードを名指しで確認
メーカーによって大きく異なりますが、 坪単価は1坪(畳2畳分のスペース)あたりに含まれる価格のことです。建物にどれだけのコストがかかっているかで大きく変わります。会社によって異なるのは、建物の中身がまったく違うからです。
住宅営業マン
つまり、坪単価は「その会社の標準仕様の値段」です。
価格帯による違い
いわゆるローコストメーカーと言われる会社は中身があまりないため、契約後に、希望によってはかなり費用が増加します。
住宅営業マン
「ローコストは安物だ」という話ではありません。 標準仕様の範囲が狭いぶん、希望を足していくと金額が動きやすい、という構造の説明として読んでください。
値引きができる会社とできない会社
値引きができない会社は、それなりに建物にかなり力を入れているメーカーが多いです。 開発コストにかなりの力を入れていて、建物の仕様そのものにいいものを使っているケースが非常に多い。災害にも強い建物もあったりします。
住宅営業マン
値引きに応じない会社が不親切とは限らない、という見方です。
付帯工事はどのメーカーもあまり変わらないと思いますが、土地によっては造成工事が出てきます。高低差がある場合は、離隔距離の取り方や深基礎施工の必要性なども出てきます。
住宅営業マン
メーカーによって基準が異なりますが、いかに安全性を考慮して案内をしてくれるのかがポイントです。
住宅営業マン
外構について
建物の配置が決まってから外構工事の打ち合わせを始めていきます。こだわればこだわるほど価格が上がってくるため、あとから効いてきます。
住宅営業マン
外構は、打ち合わせの順番として後ろに来ます。 そのため、建物の金額が固まったあとに、外構の金額が出てくることになります。
事情という観点で言えば、単純に、会社として契約を取らないといけないというシンプルなものです。
住宅営業マン
値引き額が違うこともありますので、そのメーカーで建ててもいいと思っていらっしゃれば損はないかと思います。損か得という観点で、そのメーカーで建ててもいいというところまでしっかりと検討をされたかどうかが重要かと思います。
住宅営業マン
損か得かを分けるのは、検討がどこまで進んでいるかだ、という話です。 「急がされたから決める」ではなく、「この会社で建てていいと思えるところまで検討できているか」が先。
なお「決算時期や代表者の誕生日で特別値引きがある」という話も出ましたが、これは1人の見聞なので、当サイトでは一般化しません。
建物の中身、仕様にしっかりこだわってほしいです。 デザインや設備関係はどうとでもなりますが、中身については最初の段階でしか決められません。 ここにこだわることで、何十年と住む暮らしが変わってきます。
住宅営業マン
「あとから変えられるもの」と「最初にしか決められないもの」を分ける、という考え方です。
これから家を建てる人へ
地元の工務店からハウスメーカーまで、たくさんの住宅メーカーがあります。建物へのこだわりもあると思いますが、まずはその会社が、これから住んでいく中でつぶれない会社なのかどうかを、しっかり見極めてほしいです。
住宅営業マン
| 場面 | 確かめること |
|---|---|
| 最初の見積書 | 標準仕様書が添付されているか。無ければ本体価格に含まれるものを書面でもらう |
| 「一式」の行 | 「ここには何と何が含まれますか」と聞き、答えを書面かメールで残す |
| 土地が決まったら | 造成工事・深基礎の要否、外構の概算。「別途」で終わらせない |
| 値引きが出たら | 値引き前の見積書と並べる。項目が減っていないか、仕様が変わっていないか |
| 急かされたら | 「この会社で建てていいと思えているか」が先。済んでいないなら急がない |
この記事は今後、複数の方にお話を伺って書き直す予定です。
次のどれかで、お気軽にお知らせください。
・このまま公開してOK ・ここを直してほしい(箇所と内容) ・ここは載せないでほしい(箇所) ・属性(経験年数・価格帯)も伏せてほしい
公開後でも、削除や修正はいつでもお受けします。 「やっぱりここは」と思われたら、そのときにご連絡ください。